第213話ターニング・ポイント、ローズ・アンコンシャス

「冗談じゃない、見ない。全部偽物よ。何から何まで全部」

ローズはすでに崩れ落ちる寸前だった。その衝撃が、彼女を決定的に踏み越えさせた。

目を向けることを拒んでも、デイビッドは写真をそのまま彼女に投げつけた。

何枚かは身体に当たり、ローズは反射的に拾い上げた。視線を落とした瞬間、それが何の写真かを即座に悟った。

細部にこだわる性格ではないローズでさえ、そこに写っているのが間違いなく自分だとわかった。

彼女はしゃがみ込み、頭を抱え、取り乱して写真を足で蹴り飛ばした。

「私のじゃない。どうして、あれが私のはずがあるの? どうしてこんなことに……どうして、どうしてこんなことが起きるの?」

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